こんにちは。支援員の近藤です。
事業所をリフォームする際に、ご利用者様からのアンケートに加え、スタッフ内で「どういったことにポイントを当ててリフォームをするべきか」と考えました。
その結果、利用されるご利用者様や、ご見学者様に負担なく通所・プログラム参加ができることが重要と考え、主に3つのポイントに焦点を当てました。
一つ目は、辛い時・休みたいときに落ち着いて過ごせるひとり席を増やすこと
通所される方はそれぞれ、日によって体調の変化があります。調子がよくプログラムに参加が出来る日もあれば、通所するだけでも精一杯な日もあります。
そういったときにビューズではひとり席をご利用いただき、ゆっくり休むことができます。
しかし、リフォーム前はひとり席の数が限られていたため、いざ使おうとしたときに席が埋まっていて、使えないということもありました。
また、ひとり席が横並びだったことで人目が気になるような配置になっていました。
それらを解消するために、ひとり席の数を増やし、椅子は座面の広いリラックスできるタイプや、ソファ席、カウンター席などを設置しました。
二つ目は老朽化と音が気になるトイレを改良
※女性の利用者様にも快適に利用できる環境を整える。
以前はトイレ(洗面所)の前に廊下がありませんでした。その影響から、トイレを利用中に音を気にされる方がいらっしゃいました。
リフォーム後は、トイレ(洗面所)の前に廊下をつくり、物理的に音を遮るように変更したことで、男女の方ともに安心して利用できる環境となりました。
トイレ内も全面的に明るく清潔感のある雰囲気に変わりました。
三つ目は、入口に内ドアを設置して安全性を高める
※突然の来所者に対するセキュリティ上の安全面とプライバシー保護を強化。
出入り口が 今までは 自動ドアがひとつあるのみで、エントランスがありませんでした。
それにより、外部来所者の訪問時、利用者様がプログラムをおこなっている部屋に突然入ってしまうことが頻繁にありました。
そこで自動ドアとプログラムを実施している部屋との間に扉を設置しエントランスを設け、突然の来所によるご利用者様の心身への負担軽減と安全確保に繋げました。
最後に
安心できる場所と一言でいうことは簡単ですがそれを空間そのもので体現することは非常に難しいです。
リフォームにより環境が整っても、その環境にいる一人一人が意識を持って過ごさなければ環境を活かすことができません。
ビューズ@名駅では①相手を否定しない②多様性を尊重するなど他の人へ思いやりの気持ちを持って接することで、安心できる環境を造っています。また、それらをスタッフだけでなく、ご利用者様が主体的に実践することで、全員で安心できる環境を保持しています。
リフォームで安心できる環境を“造り”、心から安心できる場所をその環境にいる方々が“創る”ことの実現を目指しているのがビューズ@名駅です。